ここではエックスサーバー・wpXレンタルサーバー・シックスコアの3つのレンタルサーバーの比較をして行きます。
エックスサーバーシリーズのこの3サーバーはどれが一番優秀なのでしょうか。
レンタルサーバー比較早見表
プラン | エックスサーバー | wpX | シックスコア |
---|---|---|---|
初期費用 | 3,000円 | 5,000円 | 6,000円 |
月額料金 | 900円~1,200円 | 1,000円~1,200円 | 1,800円~2,200円 |
稼働率 | 99.99%以上 | 99.99%以上 | ほぼ100% |
無料お試し期間 | 10日 | 14日 | 14日 |
転送量 | 70GB/日 | 50GB/日 | 70GB/日 |
ディスク容量 | 200GB | 30GB | 50GB |
独自SSL | 無料有り | 無料有り | 無料有り |
MySQL | 50個 | 10個 | 5個 |
マルチドメイン | 無制限 | 10個 | 5個 |
サポート | 電話/メール | 電話/メール | 電話/メール |
簡単インストール | ○ | ○ | ○ |
自動バックアップ | ○ | ○ | ○ |
高速化機能 | FastCGI・mod_pagespeed |
速度チェック
多くの人が気になるサイトの表示速度の調査も行いました。
基本的に速度チェックを主な3サイトで調べています。
PageSpeed Insights
PageSpeed InsightsはGoogleが提供する「読み込み時間をチェックするサイト」で、サイトの表示時間を速くするアドバイスもしてくれます。
GTmetrix
GTmetrixはPageSpeed Insightsと同じような「サイトの表示時間をチェックするサイト」です。
読み込み時間を表示してくれるので、時間を測りたい人におすすめです。
Mobile Website Speed Testing Tool
Mobile Website Speed Testing ToolもGoogleが提供する「モバイル表示の診断をしてくれるサイト」です。
サイトの表示時間だけでなく「離脱率の目安」も教えてくれ、速くするためのサイト診断もしてくれます。
調査結果
上の3サイトで調査した結果、サーバーのスコアはこのようになりました。
エックスサーバー ※通常時
ツール名 | PSI(スマホ/PC) | GT(点数/秒数) | MWST(秒数/離脱率) |
---|---|---|---|
xサーバー キャッシュ時 |
90点/96点 91点/96点 |
97点/1.3秒 97点/1.1秒 |
3秒以下/低い 3秒以下/低い |
PSI:PageSpeed Insights
GT:GTmetrix
MWST:Mobile Website Speed Testing Tool
wpX ※通常時
ツール名 | PSI(スマホ/PC) | GT(点数/秒数) | MWST(秒数/離脱率) |
---|---|---|---|
wpX キャッシュ時 |
90点/95点 90点/97点 |
97点/1.3秒 97点/1.1秒 |
3秒以下/低い 3秒以下/低い |
シックスコア ※通常時
ツール名 | PSI(スマホ/PC) | GT(点数/秒数) | MWST(秒数/離脱率) |
---|---|---|---|
6コア キャッシュ時 |
72点/78点 90点/95点 |
81点/1.3秒 96点/1.1秒 |
3秒以下/低い 3秒以下/低い |
3サイト比較
ツール名 | PSI(スマホ/PC) | GT(点数/秒数) | MWST(秒数/離脱率) |
---|---|---|---|
xサーバー キャッシュ時 |
90点/96点 91点/96点 |
97点/1.3秒 97点/1.1秒 |
3秒以下/低い 3秒以下/低い |
wpX キャッシュ時 |
90点/95点 90点/97点 |
97点/1.3秒 97点/1.1秒 |
3秒以下/低い 3秒以下/低い |
6コア キャッシュ時 |
72点/78点 90点/95点 |
81点/1.3秒 96点/1.1秒 |
3秒以下/低い 3秒以下/低い |
PSI:PageSpeed Insights
GT:GTmetrix
MWST:Mobile Website Speed Testing Tool
3サーバーを比較した結果、エックスサーバーとwpXが同じくらいのスコアでした。
シックスコアはHDDを使っているため速度は早くなかったですが、mod_pagespeedをONにすることで変わらないスコアになりました。
2015年契約の管理人使用xサーバー
ツール名 | PSI(スマホ/PC) | GTmetrix(点数/秒数) | MWST(秒数/離脱率) |
---|---|---|---|
xサーバー キャッシュ時 |
72点/78点 90点/95点 |
81点/1.7秒 95点/1.3秒 |
5秒/19% 4秒/10% |
最新のエックスサーバーでの速度チェックはwpXとほとんど同じでしたが、2015年から使っているエックスサーバーは通常時はPSIで72点でした。
古い契約のサーバーは機能が古いままの可能性があり、またサーバー内での他サイトの影響も大きくなっている可能性もあります。
ドメイン数に制限を設けているwpXやシックスコアの方が、同じサーバー内の他サイトの影響は小さいと考えられます。
レンタルサーバーの特徴
ここでは各レンタルサーバーの特徴について見て行きます。
エックスサーバー
エックスサーバーの特徴
- ディスク容量200GBでとても大容量
- 最新版はwpX並みのスピード
- 初期費用は3サイトの中で一番安い
エックスサーバーはアフィリエイトサイトで一番使われているレンタルサーバーで、高速&大容量で最高のコスパを誇ります。
MySQL50個、マルチドメインは無制限なので、50個以上のサイトを運営出来ます。
最新版のエックスサーバーのスピードをチェックすると、wpX並みのスピードでした。
wpXレンタルサーバー
wpXの特徴
- ページ表示の速度がとにかく速い
- サイトは10個まで運営出来る
- エックスサーバーよりも高速機能の実装が早い
wpXレンタルサーバーは高速に特化したワードプレス専用のレンタルサーバーです。
10個までしかサイトを運営出来ませんが、10個に制限されているので、同じサーバー内にある他サイトの影響を受けにくい特徴があります。
シックスコア
シックスコアの特徴
- 稼働率がほぼ100%
- キャッシュ機能を付ければwpX並みのスピード
- 一台のサーバーに少人数に限定しているので安定している
シックスコアは安全性・稼働率が高いレンタルサーバーで、ビジネス向けにも使われています。
定期的に脆弱性診断を受け、メールもセキュリティーに入っているので安全性が高く、サーバー1台につき少人数のユーザーしか使っていないので、サーバーの動きも安定しています。
機能別比較
ここでは機能別に比較して行きます。
どのサーバーにしようか迷っている人は参考にしてください。
ページ表示速度
サーバー名 | PSI(スマホ/PC) | GTmetrix(点数/秒数) | |
---|---|---|---|
wpX | 90点/95点 | 97点/1.3秒 | |
エックスサーバー | 90点/96点 | 97点/1.3秒 | |
シックスコア | 72点/78点 | 81点/1.3秒 |
ページ表示速度はwpXが一番おすすめです。
エックスサーバーも最新版はwpXとほとんど同じでしたが、私が2015年に契約したエックスサーバーはかなりスピードが劣っていました。
wpXの方が新しい機能をエックスサーバーよりも早く導入しているので、wpXの方がおすすめです。
また、wpXはマルチドメインを10個に制限しているので、同じサーバー内での他サイトの影響を受けにくく、スピードはwpXの方がおすすめです。
転送量
サーバー名 | 転送量/日 | 1日のPV目安 | 瞬間PV目安 | |
---|---|---|---|---|
エックスサーバー | 70GB/日 | 12万PV | 500PV | |
シックスコア | 70GB/日 | 12万PV | 500PV | |
wpX | 50GB/日 | 8万PV | 350PV |
キャッシュ機能を使うことによって転送量が少なくて済みます
転送量は1日に見れるサイトPV数にかかわります。
キャッシュ機能を使えば転送量が少なくて済むので、もっとたくさんのPV数に対応出来ます。
3サイトとも「FastCGI」というキャッシュ機能をデフォルトで入っているので、特に対策無しで済みます。
ディスク容量
サーバー名 | ディスク容量 | |
---|---|---|
エックスサーバー | 200GB(SSD) | |
シックスコア | 50GB(HDD) | |
wpX | 30GB(SSD) |
ディスク容量は、テンプレートやサイトのコンテンツ、画像、動画、プラグインなどを保存するものです。
経験値で言うと、写真を適したサイズで使っていれば、300ページほど使っていても1GBも使いません。
高画質な写真を使ったり、動画を載せたい人は、エックスサーバーの200GBがおすすめですが、通常であればwpXの30GBでも十分な容量です。
ここで注意なのが、シックスコアはSSDでは無くHDDを使っているところです。
SSDの方が処理速度が速く、HDDの方が遅いです。
速さを重視したい人はwpXかエックスサーバーの方が良さそうです。
複数サイト運営
サーバー名 | MySQL | マルチドメイン | |
---|---|---|---|
エックスサーバー | 50個 | 無制限 | |
wpX | 10個 | 10個 | |
シックスコア | 5個 | 5個 |
MySQLはデータベースの1つで、ワードプレスの自動インストールをすると、1つのMySQLを使います。
エックスサーバーでも50個より多くサイトを作れますが、51個目からは手動で行なう必要があります。
wpXは10個まで、シックスコアは5個までサイトを作ることが可能です。
ここで注意点ですが、エックスサーバーのように複数のサイトを作れるサーバーは、他の運営者もたくさんのサイトを作っている可能性があります。
wpXやシックスコアのように、サイト数の制限があれば、サーバーの容量を他のサイト運営者に取られずに済みます。
サイト数の制限のあるサイトの方が、おいおいスピードが遅くなる可能性を減らすことが出来ます。
稼働率
サーバー名 | 稼働率 | |
---|---|---|
シックスコア | ほぼ100%(過去2年は100%) | |
エックスサーバー | 99.99% | |
wpX | 99.99% |
稼働率はシックスコアがおすすめです。
シックスコアは過去2年の稼働率を見ることが出来ますが、過去2年はすべて100%の稼働率でした。
99.99%は1年で53分間止まっている時間があり、99.9%は約8時間止まる計算となります。
かかる費用(税抜き)
サーバー名 | xサーバー | wpX | 6コア |
---|---|---|---|
お試し | 10日 | 14日 | 14日 |
初期費用 | 3,000円 | 5,000円 | 6,000円 |
3ヶ月 | 1,200円×3 | 1,200円×3 | 2,200円×3 |
6ヶ月 | 1,100円×6 | 1,100円×6 | 2,000円×6 |
12ヶ月 | 1,000円×12 | 1,000円×12 | 1,800円×12 |
24ヶ月 | 950円×24 | ||
36ヶ月 | 900円×36 |
費用はエックスサーバーが一番お値打ちに契約することが出来ます。
月額費用はエックスサーバーもwpXも同じなので、好きな方と契約しましょう。
総合評価
容量重視 | エックスサーバー | シックスコア | wpX |
スピード重視 | wpX | エックスサーバー | シックスコア |
安全性・安定性重視 | シックスコア | Xサーバー・wpX同じ |
総合的にみると、容量重視:エックスサーバー、スピード重視:wpX、安全性・安定性重視:シックスコアが良いです。
バランスを考えてエックスサーバーも良いですが、おいおい遅くなる可能性を考えるとwpXでも良いかと思います。
エックスサーバーは複数サイト無制限なので、10個に制限されているwpXの方が、同じサーバー内ほ他の人の影響を受けにくいです。